講師・ガイド用クラス管理ツールとは?
IMMERSEでは、リアルタイムで没入型の語学レッスンを行う講師(ガイド)向けに、授業運営を支える多彩な管理ツールを用意しています。学習者が授業に集中し、リアルタイムでの会話に積極的に参加できるよう、ガイドはこれらのツールを活用し、バーチャル教室全体がスムーズで安心感のある学習体験の場になるようサポートします。
これらのツールを活用することで、レッスンの流れを妨げることなく、学習者の参加状況を把握し、個々のニーズに応え、グループ内のやり取りを円滑に管理し、さらに教材や指導用リソースへスムーズにアクセスできます。
クラス管理ツールを利用する理由
IMMERSEのバーチャル教室には、文化的背景や価値観、学習スタイルの異なる人々が集まります。こうした多様性に富んだ環境を互いに尊重し合い、包摂的で学習に集中できる場として維持するためには、ガイドが素早くトラブルを収拾し、望ましい行動を促し、必要に応じて指導方法を柔軟に調整することが重要です。
これらのツールは、単にクラスを管理するためのものではなく、学習体験そのものを守るためのものです。適切に使うことで、学習者が安心して挑戦し、言語力を伸ばしていける環境を維持することができます。
また、ガイドがクラスを効果的に運営できるようサポートすることで、学習者はクラスに集中し、安心感を持って取り組めます。その結果、毎回のセッションから最大限の成果を得られるようになります。
ツール一覧
クラス管理ツールは、機能ごとに以下のように分類されます。
クラス環境コントロール
🧹 シーン内オブジェクトの消去
この機能を使うと、つかんだり操作したりできるすべてのオブジェクト(プロンプトカード、写真、メモ、ガイドが配置したアイテムなど)を即座に非表示にできます。
シーンが物であふれてしまった場合や、接続の不具合によってパフォーマンスに問題が生じている場合に便利です。シーン内のアイテムが少ないほど、操作・接続の安定性が向上します。
🥾 学習者を退出させる
ガイドは、授業を妨げる行動をとった学習者や、コミュニティガイドラインに違反した学習者をセッションから退出させることができます。
この機能を使うと、対象の学習者はホームルームに戻され、ガイドによって退出された旨のメッセージが表示されます。
⚠️ ライブクラスへの入室管理
ガイドには、授業を妨げる可能性のある人物がライブクラスに参加するのを防ぐための専用ツールが用意されています。これには、遅刻した学習者を特定して入室を拒否する機能や、すでに退出させた学習者、または遅刻と判定された学習者が再入室を試みた場合に入室を許可しない機能が含まれます。
🚫 強制退去・利用停止ボタン
ガイドは、言葉や行動による重大な嫌がらせが発生した場合、そのユーザーを利用停止にし、IMMERSEアプリから完全に退出させることができます。
この措置は深刻な状況に限って使用され、クラスルームと学習者の安全・安心を守るためのものです。
発生後は、IMMERSEの運営チームが調査を開始し、対象となったユーザーに連絡して行為の内容を伝えるとともに、アカウント再開の可能性がある場合は必要な手続きを案内します。
音声コントロール
🔊 近接効果
広いシーンでは自然に備わっている機能ですが、比較的小さいシーンや、限られたスペースに集まっている場合には、ガイドが近接効果を有効化できます。
この機能をオンにすると、シーン内の音声が距離に応じて変化し、話している人から離れるほど声が小さく聞こえるようになります。
📢 メガホン
この機能を有効にすると、ガイドの声がすべてのグループチャットに届くようになります。ガイドが話している間は、学習者の音声は一時的にミュートされます。
🔇個別ミュート
ガイドは、背景の雑音が入っていたり、授業の進行を妨げている学習者を個別にミュートできます。
ミュートされた学習者は、自分のタイミングで再びマイクをオンにすることが可能です。
🔇学習者同士のミュート
ガイドは、学習者同士がお互いの声を聞けないようにミュートしつつ、自分はそれぞれの学習者の声を聞くことができます。この機能は、以下のような場面で特に有効です。
発音練習(個別): 他の音に気を取られず、自分の発音に集中できます。
口頭クイズ: ガイドが一人ひとりの理解度を口頭で確認できます。
緊張の軽減: 他の人に聞かれるプレッシャーがなくなり、より安心して発話できます。
グループチャット(Team Chat)
ライブクラスのアクティビティでは、グループワークやペアワークが頻繁に行われます。集中して協力作業ができるよう、学習者をチーム音声チャンネルに分け、同じチーム内のメンバーの声だけを聞けるようにすることが可能です(頭上のネームプレートでチームがわかります)。これにより、他のチームからの雑音が減り、シーン全体で活動しながらも他チームの会話に邪魔されず、各チームでの積極的なディスカッションを促すことができます。
ガイドはチームチャット間を自由に移動し、対面授業のようにそれぞれのグループに個別対応できます。ガイドがその場にいないときにサポートが必要な場合、学習者はIMMERSE内で直接ガイドに声をかけるか、ヘルプリクエストを送信できます。同時に最大4つのチームチャンネルを利用可能です。
操作コントロール
❄️ フォーカスモード
この機能を使うと、ガイドは学習者をその場に固定し、シーン内で動けないようにできます。特に、アクティビティの進行に関係ないタイミングで学習者がシーン内の要素に触れてしまっている場合に有効です。解除するまで学習者はその場で固定されます。
🏃🏼➡️ チーム/個別の集合
この機能を使うと、ガイドは個別の学習者やチーム全体をシーン内の特定の位置に移動させられます。テレポートやグライドの代替として利用でき、特定の場所に素早く移動させたいときや、移動操作に不慣れな学習者がいる場合に便利です。
⭕ 集合
チーム/個別の集合と似た機能で、クラス全員をガイドの周囲に半円形に並ぶようにテレポートさせます。広いエリアを移動する時間を大幅に短縮し、アクティビティをすぐに開始できるようにします。
❓ クラスで見かけたガイドツールについて質問がある場合は、
サポートチーム([email protected])までお気軽にお問い合わせください。